前回、フリージアについて調べた情報を記事にまとめました。フリージアには、浅黄水仙(アサギスイセン)・菖蒲水仙(アヤメスイセン/ショウブスイセン)・香雪蘭(コウセツラン)など複数の和名があることがわかりました。色や、見た目から名付けられたことにはとても納得できました。ただ、香雪蘭だけふわっとした由来しか見つけることができませんでした。
そこで今回は、フリージアの和名「香雪蘭」について調べてきたました。
名前の由来の考察と気づき
私が最初に調べて出てきた香雪蘭の名前の由来は、「香り」でした。
香りが良いから、「香」。花の色が雪のように白いから「雪」。見た目が蘭に似ているから「蘭」?だから、合わせて「香雪蘭」と呼んでいると思いました。
話が脱線しますが、花に興味を持つ前から興味があったものがあります。中国語です。中国語を数年前から勉強しています。と言っても中国語検定4級を取得したまま、そのあとほぼ試験勉強はやっていない状態です。ただ、興味はあるので言葉を調べるときに中国語も一緒に調べることが多いのです。
で、調べてみました。「フリージア 中国語」と検索してみると、見おぼえるのある漢字が…。目に入ったのは「香雪兰」。
と本題に戻りますが、中国語で、フリージアは「香雪兰」と書くそうです。読み方は、中国語の読み方ピンイン表記で「xiāng xuě lán」と書き、「シィァン シュエ ラン」と読みます。「兰」は読み方も同じように、日本の「蘭」を意味します。私の中の新しい発見でした。
中国のフリージア
「香雪蘭」が中国語に関係がありそうだということで、実際に中国語中国のサイト「360捜索」で調べてみました。
香雪蘭の名前の由来
【説1】蘭のような香りがし、雪のように白いから
中国でも、フリージアの香はとても注目されました。その香りは、蘭のようで、繊細で優しい香りでであると。そして、見た目は雪のように純白であると。その香りと見た目から、「香雪兰」と名付けられました。
【説2】白いフリージアが一番香りが強いから
もちろん中国にも様々な色のフリージアが、伝わりました。沢山ある色の中から、ナゼ白が選ばれたのでしょうか。フリージアの香はとても良いと有名です。香りを特徴としたときに、様々な色のフリージアの中で白が一番強い香りなのです。そこで、香りの特徴と一番強い香りの花色から雪を連想させ、「香雪兰」と名付けられたそうです。
私が検索したところ、ほとんどが「説1」のように説明されていました。香りの良さと、雪のように白い花びらから名付けられた説が濃厚です。
香雪蘭の伝説
フリージアがまだ、花として名前がなかった頃。とある女性が恋人と南アフリカを訪れ、そこで初めてフリージアを見ました。彼女は名前のないフリージアを大変気に入りました。そこで彼女は、花をヨーロッパへ持ち帰ることにしました。帰国の道中、強い風が吹き花の香をそこら一面に広めました。その花は、雪や氷までもを強い香りで包みました。人々は、この様子から「香雪兰」と名付けました。
面白い記事を見つけたので、みなさんにも共有しました。中国にはこんな話もあるんだな~くらい軽い感じで思ってください。
まとめ
今回の調査で、以下の事がわかりました。
- フリージアは、中国語で「雪香兰」
- 中国語でも名前の由来は、香と花の色が関係している
- 和名「雪香蘭」は、中国語の名前「雪香兰」を日本語読みしたもの
私が最初に調べた通り、名前の由来は「香り」という事は間違いありませんでした。ただ、日本で付けられた名前というより、中国語で呼ばれていた名前が日本に伝わったというような感じがします。
さて、いかがでしたでしょうか。今回はフリージアの和名「香雪蘭」に注目してみました。個人的にはスッキリする結果となりました。皆さんはすでに知っている内容でしたか?次回も、個人的に不思議に思ったことを調査していきたいと思います。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました。皆さんが日々不思議に持っている植物についての話がありましたら是非教えてください。
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