皆さんこんにちは
花を買う人(はなを)です。
一見すると、草原に集まる小さなウサギたちが耳をピンと立てているような、愛らしい姿の植物があります。それが、南アフリカを原産とするウサギゴケ(学名:Utricularia sandersonii)です。
その愛くるしさから園芸ファンに絶大な人気を誇りますが、実は土の下に「ハンター」としての顔を隠し持っています。今回は、ウサギゴケの特徴や花言葉、と初心者でも失敗しない育て方をご紹介します。
ウサギゴケの基本情報
まず、この不思議な植物のスペックを確認しましょう。名前に「コケ」と付きますが、実はコケの仲間ではありません。

| 項目 | 内容 |
| 一般名 | ウサギゴケ |
| 別名 | ウトリクラリア・サンダーソニー |
| 英名 | Bladderwort |
| 学名 | Utricularia sandersonii |
| 科名 | タヌキモ科 |
| 属名 | タヌキモ属 |
| 原産地 | 南アフリカ |
ウサギゴケは、南アフリカの標高200m〜1200m付近にある湿った岩場などに自生する「岩生植物」です。1865年にイギリスの植物学者によって世界に紹介されました。
ウサギゴケと名前が付くが、コケではない!

地上では可憐に揺れているウサギゴケですが、土の下に広がる茎には「捕虫嚢(ほちゅうのう)」と呼ばれる微細な袋を無数に備えています。
この袋の中は常に水が排出された「負圧(陰圧)」状態になっており、入り口のセンサーに微生物が触れた瞬間、掃除機のように獲物を水ごと吸い込みます。その速度はわずか数ミリ秒。一度入ると、内側の突起によって外へは出られず、植物の栄養として吸収されてしまいます。
ウサギゴケの名前の由来
ウサギゴケの和名の由来

ウサギゴケという名前を聞くと、多くの人が「苔(コケ植物)」の仲間だと思い浮かべますが、生物学的には「被子植物(ひししょくぶつ)」です。
- なぜ「ウサギ」なの?
花びらの上部が2つに分かれてピンと立ち、下部がふっくらと膨らんでいる姿が、耳を立てたウサギの顔にそっくりだからです。 - なぜ「コケ」と付くの?
地面を這うように小さな葉をびっしりと広げる姿や、湿った岩場に張り付いて育つ様子がコケにそっくりだったため、親しみを込めて「コケ」と呼ばれています。
ウサギゴケの英名の由来

ウサギゴケの英名は、「Bladderwort(ブラダーワート)」と呼ばれます。一見すると聞き慣れない響きですが、その由来を知ると、この植物の「食虫植物」としての本質が見えてきます。
名前は、以下の2つの言葉が組み合わさってできています。
- Bladder(ブラダー): 「嚢(のう)」や「袋」を意味します。これはタヌキモ属の最大の特徴である、目に見えないほど小さな微生物を捕獲するための「捕虫嚢(捕虫袋)」を指しています。
- Wort(ワート): 古い英語で「植物」や「草」を意味する言葉です。
つまり、Bladderwortとは「袋を持つ草」という意味。愛くるしい「ウサギ」の姿とは裏腹に、英語名には生き残るための戦略的なハンターとしての顔が刻まれているのです。
ウサギゴケの和学名の由来
ウサギゴケの学名はUtricularia sandersoniiです。
属名 Utricularia::ラテン語で「小さなボトル・袋」を意味する utriculus が語源です。英名と同じく、この植物の命綱である捕獲袋を指しています。
種小名 sandersonii:南アフリカの植物を調査し、この植物の標本をイギリスへ送ったスコットランド人植物学者、ジョン・サンダーソン(John Sanderson)への敬意を込めて名付けられました。
ウサギゴケの花言葉

ウサギゴケの花言葉には「夢でもあなたを想う」という、非常にロマンチックな言葉が添えられています。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はウサギゴケを紹介しました。皆さんもぜひ育ててみてはいかがでしょうか。
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