クロコスミア（モントブレチア）とはどんな花！？基本情報から名前の由来と花言葉を紹介！

こんにちは
花を買う人（はなを）です。

今回はクロコスミア（モントブレチア）を紹介します！

クロコスミアの基本情報

クロコスミアは、細長い葉と鮮やかな朱赤〜オレンジ色の花が特徴の球根植物です。アヤメ科に属し、ユリに似たすらりとした茎の先に、夏から初秋にかけて小さな花を連なって咲かせます。丈夫で繁殖力もあり、群生して咲く様子は見応えがあります。切り花としても人気があり、特に秋のアレンジメントに重宝される存在です。

クロコスミアの名前の由来

以下でクロコスミアの和名、学名、英名の由来について説明します。

クロコスミアの和名の由来

クロコスミアの和名は「姫檜扇水仙（ヒメヒオウギズイセン）」です。この植物の外見的な特徴を、日本古来の植物や文化的なイメージになぞらえて名付けられたものです。

まず、「檜扇（ヒオウギ）」とは、アヤメ科アヤメ属の多年草で、日本でも古くから親しまれている植物です。その名は、葉の形状が昔の貴族が用いた装飾的な扇「檜扇（ひおうぎ）」に似ていることに由来します。檜扇はヒノキ材の薄板を重ねて糸で綴じた扇子で、主に宮中の儀式などで使われていました。植物としてのヒオウギも、細長くまっすぐに伸びる扇状の葉が特徴で、見た目がまさにその「檜扇」に通じることから、この名がついたのです。

クロコスミアの葉も、ヒオウギと同じく細くて長く、放射状に広がる姿が扇に似ているため、「檜扇（ヒオウギ）」の名が使われました。ヒオウギの花に、クロコスミアの花が似ているからという説もあります。

そして「姫（ヒメ）」は、「小さい」といったニュアンスを含む言葉であり、クロコスミアの花がヒオウギに比べて小ぶりで可憐であることから、装飾的に冠された言葉です。

まとめると、「姫檜扇水仙」という和名は、

• 葉の形が檜扇（ヒオウギ）に似ている
• 見た目がヒオウギの花に似ている
• 花の咲き方（球根）が水仙に似ている
• 花全体が小さく愛らしいため「姫」がついた

という三つの要素を組み合わせた、非常に日本的な命名であり、植物を文化や形状から丁寧に観察して名付けたことがわかります。

クロコスミアの学名の由来

クロコスミアの学名は「Crocosmia × crocosmiiflora」です。この名前は、ギリシャ語とラテン語が由来となっており、それぞれに意味があります。

まず「Crocosmia（クロコスミア）」は、ギリシャ語で「krokos＝サフラン」と「osme＝香り」を組み合わせた言葉で、「サフランのような香り」を意味します。実際に、この花の乾燥した花弁をお湯に入れると、サフランに似た香りが漂うことが知られており、その性質からこの名前がつけられました。

次に「crocosmiiflora」は、「クロコスミアのような花」という意味があります。

クロコスミアの英名の由来

クロコスミアの英名は「Montbretia（モントブレチア）」です。この名前は、フランスの植物学者 アーネスト・コケベール・ド・モンブレ にちなんで命名されたものです。

クロコスミアの花言葉

クロコスミアの花言葉は「楽しい思い出」「素敵な思い出」「謙譲の美」「陽気」です。

花言葉の由来も諸説ありますが、以下のような由来があるとされています。

「楽しい思い出」「素敵な思い出」

「楽しい思い出」「素敵な思い出」の花言葉は、クロコスミアは沢山の花をつける特性にちなんで付けられたとされています。

「謙譲の美」

「謙譲の美」の花言葉は、明るく美しい花を咲かせまずがうつむくように咲く姿が控え目な印象を与えるため付けられたとれています。

「陽気」

「陽気」の花言葉は、クロコスミアの明るい花色から付けられました。

最後に

今回はクロコスミアを紹介しました！お花屋さんで見かけた際には是非購入してみてはいかがでしょうか。

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