皆さんこんにちは。
花を買う人です。
花へ象徴的な意味を持たせる花言葉。例えば、バラは「愛」、ヒマワリは「憧れ」、アサガオは「愛情」など、やはり美しい花にはイメージにピッタリのポジティブな花言葉が付けられることが多いです。しかし、中には美しい花にも関わらず怖い花言葉を持つ植物があるのです。
ということで今回は、怖い花言葉を３つご紹介いたします。
クロユリ：「呪い」「復讐」
「呪い」「復讐」
クロユリの花言葉は「呪い」「復讐」です。こんな怖い花言葉がついてしまったのには、「黒百合伝説」が由来となっているそうです。
時代は戦国。戦国武将の佐々成政は”早百合”と言う女性を気に入り、側室としました。ある時佐々成政は、徳川家康の元を訪れるため、家を留守にしました。そんな成政の留守中、早百合の悪い噂が広まりました。「早百合が不倫をしている」。この噂を信じ怒った佐々成政は、早百合を殺してしまったのです。
早百合が息絶える寸前、彼女は「私の恨みで、立山に黒百合が咲いたとき、佐々家は滅びますぞ」と呪いの言葉を残しました。
その後、成政は豊臣秀吉に取り入ろうと、豊臣秀吉の正室・寧々に立山に咲いた黒百合を「珍しい花」だといい献上しました。さっそく寧々は茶会を開き、秀吉の側室である淀殿（よどどの）にクロユリをを自慢しました。クロユリを見た淀殿（よどどの）は、驚くことはなく当たり前のようにクロユリについて話をしました。数日後、今度は淀殿が寧々を茶会に誘いました。そこには沢山のクロユリが活けられていました。こんなことが原因で、正室・寧々と側室・淀の仲がこじれ成政は切腹に追い込まれてしまいました。
呪いの言葉通り、佐々はクロユリによって滅んでしまったのです。
スグリ：あなたに嫌われたら私は死にます
「あなたに嫌われたら私は死にます」
「あなたの不機嫌が私を苦しめる」
怖い…こんなに重い花言葉があるんですね。この花言葉は、スグリに刺があることから付けられたそうです。一方で、「私はあなたを喜ばせる」と言ったポジティブな意味の花言葉も持っています。
スノードロップ：あなたの死を望みます
「あなたの死を望みます」
とても恐ろしい花言葉ですね。この花言葉が付けられたのには、とあるイギリスの農村地方の言い伝えが由来となっているそうです。
その昔、亡くなった恋人にスノードロップを供えました。すると、恋人の身体が雪のしずくになってしまったという逸話です。この言い伝えからイギリスの一部の地域ではスノードロップに「死の象徴」というイメージが定着したといわれています。
一方で、スコットランドではスノードロップをお正月前に見ると翌年は幸運の年になるなんてポジティブな言い伝えもあるそうです。また、「希望」「慰め」と言った花言葉も持っています。
桑（マルベリー）：ともに死のう
「ともに死のう」
スノードロップに続き、また「死」に関する花言葉です。桑の花言葉は「ともに死のう」「彼女の全てが好き」です。この花言葉は、ギリシャ神話の悲恋「ピュラモスとティスベ」に由来するといわれています。
家が隣同士で仲が良いピューラモスとティスベーでしたが、家族の反対で会うことができませんでした。ある日、二人は駆け落ちする計画を立てました。しかし、約束の場所でティスベーはライオンに遭遇し逃げましたが、ピューラモスは彼女が死んだと勘違いして自殺してしまいます。ティスベーも彼の死を目撃し自ら命を絶ちました。家族は二人を一緒に埋め、そこから桑の木は赤い実をつけるようになりました。
さいごに
いかがでしたでしょか。見た目は美しいのに、怖い花言葉をもつ花達。本当に怖い言葉を集めたかったので、かなり直接的で攻撃的な言葉が並んでしまいました。花言葉は、ポジティブなだではなくこんな変わった花言葉もあるという事を紹介したく今回の記事を書きました。花言葉は美しく、面白いものが多いので今度はポジティブな花言葉も紹介したいと思います！
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それではまた！
コメント
そんな花言葉があったと知って、驚きました
コメントありがとうございます！私も、ここまでネガティブな花言葉が付けられることに驚きました